Public telephone using Live Performance featuring the musician Takuto Shiromaru 

​音楽家:白丸たくトによる公衆電話を使用したLIVE

HD video,photo / 2016

通話。一昔前は電話といえば、家にある固定のものか、公衆電話が通話の中心だった。家での通話は家族や他者の存在が少し疎ましく、わざわざ公衆電話に行く事もあった。今でも公衆電話はあるにせよ、その存在自体は希薄となりつつある。その割に、国の制度上必ず設置され、そのしつらえも昔のものと比べてかなり立派な場となり存在する。災害時や犯罪時が主な使用事実となり、孤独な存在となっているこの場で『音楽家:白丸たくトによる公衆電話を使用したLIVE』を企画した。普段観客を前に開かれた場で演奏する音楽家に、孤立し閉鎖され、存在のしれない誰かに歌う事はどのような事なのか。音楽家は何を歌い、誰に届けるのか。それは公衆電話自体の、そして人自身の自問自答の様なものかもしれない。通話やメール/SNSのやり取りの中で、その見えない先の何かを想像することを忘れていた気がする。

※震災後、未だ会う事のできない人へ思いを伝える場として『風の電話』とよばれる電話ボックスが岩手県大槌町にある。電話線は繋がってはいない。

Video

year: 2016

material: HD video

time: 14:03min

performer: Takuto Shiromaru

Special Thanks: Ayumi Yoshida Ryoko Shiina Yoko Sato

Live set list

『黄昏』

作詞 中原中也

『タイトル未定』

作詞・作曲 白丸たくト

『石』

作詞 山之口獏 作曲 高田渡

© Hideki Ozuchi