宮城県石巻市雄勝町。東日本大震災の傷跡はまだまだ色濃く、巨大な防潮堤の建設は続き、あまり表にでない印象の町。巨大な防潮堤を調査しに行く傍ら偶然見つけた一本の廃道。廃道はU字に断絶され複数に分断されていた。綺麗に道路の姿を残す場もあれば、自然の介入により草木に覆われた場もあり、あろうことに不法投棄の場となっている個所もある。地球上で人と自然が介入し合う、表に見えない場であると感じた。

自然と共に生きる術は神々と共に生きる事。その思いを胸に制作を続けている。現在の人々にとって甚大なる自然現象の介入は、止めるべき現象であり断絶する対象であり生きる術でもある。技術の発展した現在では、それが人知を越えているとしても可能とし、実行する。

しかし、かつての人々は自然を神と崇め、尊重し共に生きる術を摸索した。それにより、自然は尊重され地球自体が存続している。グローバル化(終焉ともいわれているが)と共に、様々な事象が都市、地域、格差を露呈し(断絶も含め)、未来や過去を想像させる。

人の姿と同じギリシャの神々は、自然をはじめすべてを司る神々であり、そこには善と悪も含めすべてが集約されている。世界の神々である。

今一度自然(神々)を見直し、自然と共に生きる術を考えていきたい。

Video 

year: 2019

material: HD video, photo

time: 4:43min

model: Hideki Ozuchi

camera: Takuro Goto

support: Yuko Nemoto

Photographing of gods

 

​​神々の撮影

HD video, photo / 2019

© Hideki Ozuchi